喘息が水浴で改善する理由! 自分で酸アルカリ体質の見極める!
酸性体質、アルカリ性体質という言葉がありますが、その人の持っている体液のPHが、極めて微妙なんですけれども、個人のある特徴を見れば、常にどちらかに傾いている、あるいは一時傾く事が多い、それが酸、アルカリのどちらかになっているという事が判るということなんですね。
どうしてそれを判別する必要があるのかというと、その人の精神生活や習慣行動によって、酸性とアルカリ性がもっと傾くことがあって、そういう時に決まって調子がわるくなったり、病気にかかるということがあるからです。
今回は、まず、私たち自身の身体特徴や精神活動から、酸性体質なのか、アルカリ性体質なのかを見ていきましょう。誰にでも判別できますので覚えておいてください。
例えば、酸性体質というのは、交感神経が常に緊張しているタイプですが、性格的な要素以前に、体の作りや体型でもPHの傾向が出てくるものなのです。人は体型と性格と習慣の三要素によってPH(酸塩基)をつくるものですが、体型を土台として、その人のものの考え方や性格的な特徴に与える影響がどうもあるようです。
人間というのは実に面白いものです。ここでは、基本的な体貌観測からみた体型PHと、そのPHから陥りやすい疾病、そしてその偏ったPHを元に中庸に戻してゆく方法を、健康法としてご紹介したいと思います。
自律神経は交感神経と副交交感神経が互いに緊張し合いながら拮抗をすることによってバランスをとりつつ、必要に応じて何れかを優位にしながらその役割を果たします。詳細は専門書に譲るとして、ここでは、その体質の見分け方を現れる特徴を列挙してみたいと思います。
酸性体質の人 | アルカリ体質の人 |
交感神経緊張 | 副交感神経緊張 |
筋肉強張る傾向 | 関節柔らかい |
手足より胴体発達 | 胴体より手足発達 |
高血圧傾向 | 低血圧傾向 |
薄毛傾向 | 白髪傾向 |
寄り目傾向 | 眼球外側傾向 |
瞳孔大きめ | 瞳孔小さめ |
指が親指側へ反る | 指が小指側へ反る |
よく動き疲労する | 動くと元気出る |
呼吸多い | 呼吸少ない |
安静だと元気でる | 安静すると疲れる |
眠り深く寝つき早い | 眠り浅く寝つき遅い |
夢見にくい | 夢よく見る |
衝動行動傾向 | 消極的傾向 |
行動で確かめる | 頭で考える |
闘争的 | 事なき平和望む |
脳溢血/心臓/糖尿/腎臓/肝臓疾患等 | 喘息/貧血/胃潰瘍/癌/精神疾患等 |
実際はこれほどまでに極端に分かれることは無いのですが、ポイントは交感神経緊張型か、副交感神経緊張型かで傾向が出るという点です。後に示すように、それが身体的特徴のみならず、性格にも影響しているということが興味深いです。
人間がたった2種類に分かれる筈がありませんから、たいていの人は対極に示されるような性質を所々持っていたりするものです。ただ、大まかな傾向は出るので、自分がどちらの傾向があるのかは把握できると思います。
その上で生活習慣によってそれらが変化してくることもあわせてご紹介しますと、例えば、元々親から受け継いだ身体は、アルカリ性体質ではあるのだけれど、交感神経を緊張させる生活を繰り返していると体液は酸性に傾いてきます。酸性食品やアルカリ性食品を偏って食べたとしてもPHは殆ど変わらないのですが、その人の感情、運動、気温、気圧によって変化してくることがわかってきています。
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条件とPHの関連は以下の通りです。
酸性に傾く条件 | アルカリ性に傾く条件 |
交感神経の緊張 | 副交感神経の緊張 |
冷たい水に入る | 湯につかる |
脊椎を動かす運動 | 腹部の運動 |
怒る/怒鳴る | 喜ぶ/嬉しがる |
不安/恐怖 | 安心する |
悲しむ/泣く | 笑う |
運動する | 安静にする |
肉体労働 | デスクワーク |
肉食 | 野菜食 |
下山する | 登山/高所にいく |
自分が酸性体質が強いと感じる場合、アルカリ性(PHを下げる)ための生活条件を増やしてやれば、調子が悪かった人は、大分楽になると思います。逆に、体型も体質もアルカリ性の人が、デスクワークに終始する生活をしていると、病気になります。PHが上がってしまうからです。
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そのようなアルカリ型の人が、運動や感情を外に出しながら発散するような条件が加わると、疲れが取れたりします。体質そのものを変えるというよりも、持って生まれた体質の中で、それが偏りすぎないゆうに、よくバランスをとって中庸に向かうような生活が健康法になるということですね。
例えば、喘息はアルカリ病なので水泳などの水浴で改善する例が多いのは、体液PHが酸性に傾いて、バランスがとれたからです。水浴はPHを下げて酸性に傾けてくれます。
健康法に向き不向きあるというのは、実はその健康法が酸性タイプなのか、アルカリタイプなのかということが大きいのです。自分にあった健康法を見つけることが大切で、その目安になるのが、今回の記事になりますね。
ただ、怒りや恐怖が精神面で健康にはなりませんので(笑)、いくらPHを下げたいといっても、運動したり体を動かしたり、水浴をするなどしてバランスをとってください。