【衝撃】歳を取るほど脳は衰える!は嘘?加齢毎にUPする脳の話!

加齢と脳力

一般に歳を重ねるほど、脳の力は衰えると考えられています。しかし最近の研究社の間ではそれに反する研究結果が多く出されています。30代から健忘症や若年性の痴呆症などの症例が強調されてるとともに、いかにも、現代人の「脳の老化」速度が速まったかに見えるような衝撃的なニュースは珍しくなくなってきてはいます。

脳の老化?

この脳の老化スピードが、現代人の不自然なストレス加重生活によって、加速し続けているという点は、現象としてはあるとしても、それは「老化」とは別物であることを強調しなければならないかもしれません。

30代や40代で「脳が老化」するというのは、人の意識を引き締めるにはいいでしょうが、実際、どうなのでしょうか?体は老化するとしても、脳の老化に関しては疑問を呈する学者も多いといいます。

加齢と能力

健忘症や物忘れと老化をそのまま結びつけるのも、少し乱暴かもしれません。老化ではなく、日頃の心の使い方の問題が大きいと言えます。今回は、年齢を重ねるごとに、脳は老化するのではなく、変わらない、いや、変わらないのでなく、能力が向上するのだ!というちょっとありえないような話をしたいと思うのです。

私たちが、自分の頭を「若い時には覚えられていたのに、今ではすぐに右から左で忘れてしまう」とよくいうフレーズですが、これを老化と言えるかどうかなんですね。確かに、加齢によって進むのであれば、「老化」でしょう。

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加齢と共にUPする脳

しかし、脳は、物を覚えられるかどうかだけの仕事を果たしているわけではありません。様々な観点から、加齢と能力の関係を調べてゆくと、意外にも歳とともにUPする能力分野が明らかに存在することが明らかになってきています。それをご紹介したいと思います。

ニューロンが減っても大丈夫

人間の脳細胞はやく60兆個あると言われてます。その内、ニューロンの数は1000億個が最盛期のピーク数だとされています。それが、最盛期を過ぎると、1日に15万個づつ、ニューロンが失われていくといいます。それが、「老化」現象として現れるということなのでしょが、実際本当なのでしょうか?1000億あるニューロンから、1日15万を失っても、一年で5億5千万個を失い、10年間で55億を失うという計算。50年間では、275億個を失うということになります。一見、多そうに見えますが、1000億の内、50年間、ニューロンが脱落し続けても、725億個のニューロンは残っているわけです。

加齢と脳 ニューロン

整理され洗練される能力

結果、全体の72.5パーセントのニューロンはそのまま残っているわけです。しかも、その人個人が人生においてあまり活用しなかった経路のものは、整理されますし、必要に応じて処理されるものも、含めれば、ニューロンが減って能力が衰えたというよりも、合理的に整理されたにすぎない範囲のものなのですね。

それどころか、人間は、加齢に伴う、様々な経験値によって、ニューロンの効率的な伝達経路を習得するとともに、重ねて予知し感覚を磨き結果を集積する、そのような累積体験による能力も洗練されてくるところから、かえって高まる能力があるというわけです。

25歳から脳の発達!

ニューロンの減少は、加齢とともにあるようですが、なんと人間の前頭葉の発達は、25歳を過ぎてから本格的になると言われています。ある脳科学の研究者の間では、情報のメモリー(記憶能力)がMAX最大になるのは、55歳〜60歳という結論を出しています。確か、円周率の記憶でギネスにも長い間乗っていた日本人の達人友寄英哲氏は54歳で4万桁を暗記し、原口證氏は59歳で5万4千桁を樹立し、そのまま2年後の61歳において10万桁の世界最高記録を達成しています。

加齢とニューロン-

こんな例を出されても我々凡人には関係がなさそうですが、はっきり言えることは、脳は使えば、若い時よりも能力はどんどん高まるということなのです。これは単に記憶の量の例を出しましたが、実際には記憶力が高まったのではないのです。

記憶力でない情報処理能力がUP!

10万桁を記憶したというのは、実は記憶力じゃないのですね。それは、「情報処理能力」なのです。数値をストーリーやその他のメッセージに変換して(その能力も含む)、並べて、自分にふさわしく身につける、一種の「処理能力」なのです。

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学者研究者の間でも、加齢ごとに、「情報処理能力」は高まる!という研究結果を出すところが増えています。確かに、数字そのものを、図形そのものを、他のイメージに変換せす、そのままダイレクトに記憶する能力は、若い人の方が優れていると言えます。しかし、この情報処理能力というのは、目的に従って、いまあるこの情報(素材)を、どのようにしたらふさわしいものになるか、いかに小さい力で大きなものを動かせるかというような、応用力になってきますので、数学的判断以上の経験値からくる能力は、加齢ごとに高まるという説は頷けるものがあります。

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普段の生活で私たちが何かに一生懸命没頭して、脳をちゃんと使ってゆけば、高齢になればなるほど高まる能力、情報処理能力があるということは確かですから、脳をしっかり使っていきましょうね。

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