【実験ショック】酸性食品を食べ続けたら血液も酸性に傾くのか?5日間の結果!

酸性食品食べ続けると 血液酸性に?

酸性食品は、血液を酸性に傾けるから健康上良くない!という事は良く今でも語られます。医者というよりも、一般人の認識が強いですし、TVでもその観点がまだ強いようです。

酸性の食品を食べたら、酸性に、アルカリ性の食品を食べたら、アルカリ性に?ということがあるのでしょうか?私たちのイメージとしたら、単純にそうでしょうが、これは、グスタフ・ブンゲ(Gustav B. von Bunge; 1844 — 1920)というスイスバーゼル大学の博士が、いまから100年程まえに提唱した学説なのですが、未だにそのままの影響を受けている唯一の国が、我が国日本だといいます。

酸性食品、アルカリ性食品って?

そもそも酸性食品とは、酸性のPHをもった食品ではありません。例えば酸っぱいレモン等は、酸性のようですが、アルカリ性食品の部類です。酸性アルカリ性食品とは、実は、その食品を燃やしたあとの灰が、酸性なのかアルカリ性なのかで分類されています。食品に含まれるミネラル成分が酸性かアルカリ性かの基準となり、灰を水に入れてその水溶液のpHを計るようになっています。つまり発想としては、食品の体内での酸化反応=燃焼後のPHを前提とした分類でありますから、食品のPHがそのまま体液のPH(酸性:アルカリ性)になることは当然ありません。少々、紛らわしい話なんですが、身体に与える実質の中身の表現ですから、まあ正統だと言えますけども。

酸性を表す場合はその灰の水溶液のミネラルに

「塩素・リン・硫黄」

アルカリ性を示す場合は同じくそのミネラルに、

「ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム」

などが各々見られる場合にその判断をします。

では、この燃焼後のPHとしては体液に影響するのか?

という疑問もありますが、実際は燃焼後のつまり灰になった時点でのPhが、血液や体液のPhになるのでもないのです。人体の体液PHはほぼ、ph7.4という、中性の範囲内、やや弱アルカリの状態に保たれています。勿論、身体を守る為の範囲でのphの変化はあるのですが、それは試験紙ではっきりでてくるような派手なPhの変化は一切ありません。若干の範囲の若干。。という小さな一時的変化にすぎません。Ph7.4という値は人間の通常時のph値ですが、殆どはこの範囲前後をうろうろしていますし、食べる食品のPhによって体液の酸塩基が左右していたら、人間は狂って死ぬでしょうね。。。

拮抗させる為の方向があるだけ

以前にご紹介した喘息の発作の止め方で、

【衝撃】喘息の発作を薬なしで止めてしまう方法!病院も薬も無い僻地で発作がでたら?これが奥義だ!

その手法紹介の中でアルカリ性に傾くとか、酸性に傾けるという表現をしましたが、正確には、各々の酸塩基の「方向」へ体液を向ける、というのが意味として正しくなります。要は、酸塩基が傾いて起こっている症状を、逆の方向に向けさせ拮抗させて症状を緩和しようというものでしたね。

酸性食品とは

酸性食品とは、
牛、鶏、豚、魚、卵、米、麦、砂糖、酢

牛、鶏、豚、魚、卵、米、麦、砂糖、酢
など、肉類や穀物が代表的ですが、イメージはあるでしょう。

アルカリ性食品とは

アルカリ性食品とは、
野菜葉、海草類、大豆、さつまいも、人参やごぼう、ミカンやぶどう
など果物類などです。

例えば、同じ炭水化物のさつまいもと米は、似ていますが、それぞれ、酸性とアルカリ性で違います。このように比べるとイメージと合わない感じがしますが、あくまで燃やしたあとの灰のPHが、酸性アルカリ性食品を決めているのですね。

5日間食べ続けた結果!

さて、5日間、酸性食品ばかりを食べつつけた人と、アルカリ性食品を食べ続けた人と、その体液のPhがどうなっているのか調べた実験があります。
結果、その食品のphが、自分の血液のphに影響したのでしょうか?
以下の通りです。

酸性 アルカリ性食品

青いがアルカリ性食品ばかりを5日間食べ続けた人の血液を採取しそのPHを計測したその値を示したもので、赤いは同様に酸性食品の場合でした。ほとんどがPh7.4前後に集中しています。人間の身体には恒常性があり、常に、体液の量や酸塩基(酸性とアルカリ性)や体温などは、調整されていることがわかりました。その拮抗を破るような事が起こる時には、その逆の力が働いて常に一定にた保たれている凄い仕組みがあります。
私たちは食材のPHによって体液が影響を受けるのでなく、食物のバランスの良い摂取によって、PHを保つ身体の恒常性を発揮できる仕組みがあるのですね。

例えば、呼吸によって、酸性が高まる(PH下がる)と、呼吸を旺盛にして炭酸ガスの放散を多くして、自然に調節するし、また腎臓から酸性(PHの低い)の尿を排池し調節をする。また、肝臓も蛋白質の代謝を通して、アンモニアを作りますが、それが酸過剰(PH低い)の時は、血液の中に入り、PHを上げるように働き、酸性を中和しようとします。更には、血管も、酸過剰(PH低い)の時は拡張し、またアルカリ性が強くPH高い時には、血管は逆に収縮しします。そして、酸とアルカリの中和を平衡を保つようになっているのですね。

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バランス良く食べる本当の理由とは!!

食事は、酸性アルカリ性のどちらが良いかということではなく、バランスです。何故、偏ると駄目なのかといいますと、偏ると、その食品の欠点(不得意な部分)が出て来てしまうからです。両方をバランス良く食べることによって、酸性なら賛成食品、アルカリ性ならアルカリ性食品の、利点(長所)を引き出しながら、欠点の部分は、対称的な性質をもつ相手の食材がそれを補ってくれるようになるからです。

互いの食品の利点というのは、相手(反対の性質のもの)があってこそ、生きるよううになっているのですね。ですから、アルカリ性食品ばかり食べているのは、普通の人であれば、必ずなんらかの身体の不調に出くわすようになります。

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身体そのものは完全な状態です。今回のテーマのように、体液や血液のPH調整に関しても、多少均衡が破れるのはなんとか修正してしまう素晴らしさを持っています。ただ、体が頑張れるのも限界がありますから。病気は、無理が無理でなくなる=当たり前になる頃は、既に病気になっている状態だと言えます。

身体の症状から体の頑張りを悟ってあげられるようであれば、ほんとに健康観も変わるでしょうね。

症状そのものが、病気なのでなく、結局、症状というのは、身体の平衡を保つ、「治そうとする動き」だったというわけです。

では!

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