【ショック!】誰も知らなかった!炭水化物を常時多食すると体内ではどうなってゆく?
炭水化物ダイエットなどが以前にささやかれて暫くブームが続きましたが、ダイエットにかかわらず、健康上、炭水化物を避けるべきだという論調が強くなっています。最近ですね。
大昔は、「砂糖は脳の栄養だ」というCMも大々的にありましたが、そんな原始的な時代は過ぎ去ったにせよ、炭水化物という単語が、沢山健康法分野では出てくるようになりました。この炭水化物という代物は、悪玉になるのか、善玉なのか、その判断を客観的につけた人はなかなか少ないようであります。
今回はこの炭水化物について少し、解説をしておきたいと思います。
以前にも過去記事でお話した事があると思いますが、炭水化物とは、作物への肥料に例えれば、「役割的には窒素」にあたります。窒素とリン酸とカリの3つの要素が必要とされていますが、人間も、炭水化物、タンパク質、脂肪の三大栄養素が必須とされています。この三大栄養素と呼ばれている以上は、人体に害を及ぼすものとは考えられていないことがわかります。しかし、ここ最近では炭水化物をできるだけ取らないことによって、健康を保てる!或はダイエットになる!と説いている記事を多くみかけるようになりましたね。
肥料と同じように、炭水化物は人間の細胞を大きくするエネルギーがあります。農家の人たちも、「窒素肥料」を多く与えると、作物が早く、大きく育つをことを知っているわけです。
つまり、非常に短時間ですが、燃焼効率というのでしょうか、一瞬の爆発力はあるといえます。脂肪やタンパク質に比べたらですね。。。しかし、肥料である窒素も同様なのですが、茎や実は大きく育てることができるのですが、ぶよぶよで、虫がくいついて、病気がちになるんですね。これを、農家用語で「窒素枯れ」といいます。大きくなるからといって肥料のやりすぎをしすぎると、却って作物が死んで(病気)しまうという事を表した言葉です。そこで、病気防止の農薬が必要になってくる!その悪循環の繰り返しです。
人間もややそれに似ていて、種々様々の炭水化物の加工食品を摂取する量が増えるに従って、病気が増えていますし、そこで、それを補おうとして、薬の量も増えていることにやや似ているともいえます。
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一体、炭水化物が体内では、どのようになるのでしょう?
生化学的な知識は、専門書に委ねるとして、ここではあえて、誰でも感覚的に掴みやすい、分かりやすい表現でお伝えしてゆきたいと思います。(専門的表現ではありませんよ)
まず、炭水化物は血液の粘度を上昇させる傾向があります。これは、常時、炭水化物を多食することによって、次第に血漿の中を流れる血球自体が連なったりして、毛細管の通りが緩慢になる事や、澱みが起こることで血液が「ネチャネチャ」したような粘度を持ちますから、血液の色自体も黒ずんでくることもあります。
元々、炭水化物は「炭」水化物であるように、「炭」タールになってゆく性質のものだという理解でも、極端ですがイメージ的にはいいでしょう。炭素である性質が体内で悪く出てくるときには、タール色に現れてきます。また加えて、循環が悪く、燃焼が残ってくると、これも黒ずんでくるわけです。ですから、重篤な病人や甘い物の食べ過ぎで血液機能が低下している人の血液は、酸素も充分に運べないどろどろ血液になっている時には、やはり「黒ずんで」しまうことが多いです。これは、この血液から酸素と滋養を受けようとしている、細胞にとっては大打撃でありますね。
またもう一つは、酸素を沢山消費するということです。体内に取り込んだ酸素を沢山使ってしまうのが、この炭水化物です。炭水化物自身でなく、これが燃焼する時に酸素を沢山使用するわけです。運動やその他の生活環境で、酸素を多く取り入れる要素があれば、また別ですが、そうでないとすれば、相対的に慢性的な酸素不足に陥るので、不摂生な生活を送っている人ほど、この条件によって病気の土壌を日々作っていることにもなりかねないでしょうね。
そして、二酸化炭素を体内で沢山発生させるということです。脂肪やタンパク質に比べて、体内でこの栄養素が燃焼されてでてくる炭酸ガス(二酸化炭素)の量は遥かに大きいのであります。さきほどお話した、酸素を多く燃焼に使うという点と一緒に考えてみれば、更なる相乗効果(酸素不足+二酸化炭素増える)が起こってくることがわかります。
それだけでなく、不完全燃焼したものは皆、一酸化炭素(猛毒)となるのですね。
まとめるとこのような感じ(図:c先生より提供)
また更には、細胞が溶けやすくなる。これは糖尿病の症状でわかるでしょうが、糖が細胞をぶよぶよにするというのを越えて、溶けてしまうという事で、合併症としてしられる種々の症状も有名です。血管の細胞などが溶けてくると分かりやすいのですが、細くて溶けやすい腎臓の糸球体や眼の中の血管などが、「糖」で溶けてくると、失明や腎機能障害で「透析」という段階まででてくるように、炭水化物「糖」の影響はくるところまでくるとこういう事態まで発展します。
炭水化物の過剰な摂取が継続し、体内で生理的に処理できていないとどうなってゆくか?というと、
1、窒素枯れのような身体は成長しても病気がちの体になる
2、血液粘度が上昇し血行に影響してゆく
3、血液の色が黒ずみ酸素不足にも陥ってゆく
4、体内の酸素を燃焼時に多く消費する
5、二酸化炭素を燃焼時に体内に多く発生させる
6、細胞を溶かしてしまう(糖尿病)
多少、専門的というよりも、イメージ的というか感覚的な表現も混じっていますが、おおまか「糖害」というものの向かってゆく方向性は、上記の通りで合っています。
しかし、上記はあくまで、「炭水化物の過剰な摂取が継続し、体内で生理的に処理できていないとどうなってゆくか」ですからね!
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あと年齢に応じて炭水化物の摂取する量を減らしてゆかなければならない理由はこちらに掲載してあります。
【注意】成長期過ぎたら炭水化物を控えなければならない恐るべき理由!
ここまで見ていると、炭水化物はとても美味しいのだけれども、上記6項目をみているとちょっと気が引けませんか?
これが「三大栄養素」の一つ!?とはとても言い難い!と思われるでしょうが、実は、私自身は炭水化物は、悪玉だとは思っていないのです!その理由を近日中の記事で、また解説します!
ただ、上記の特徴を知っておかなければ、上手な「炭水化物」とのつきあい方が分からなくなってしまうでしょうから、一旦ご紹介しました。実際、殆どの人は炭水化物で病気の土壌を多くつくっている事を、あまりご存知ないようです。
炭水化物断ちを2年間行った私の経験も含めて、別記事で解説しますね!では!