【仰天】発熱の対処!頼るもの無い時私はこうやった!そのメカニズムと手法!

今回は、具体的手法をご紹介いたします!
【衝撃】知らなかった!風邪やインフルエンザで発熱が起こる本当の理由!でお話しましたように、風邪やインフルエンザによる発熱に関して、その基本的なメカニズムをお伝えいたしました。
勿論、病院に行って治療して頂くというのが、本当のところでありますが、このサイトでは、もし、医者がいない、薬が無い等の窮地に追い込まれたときにどうするか?症状の元々の原因や過程を、おおまか知っておけば、自分の努力の範囲内で対応できる場合があるという事をお伝えする目的であります。(ですので病院の治療を否定する目的はありません)
実際、空論でなく何十年もこれを続けてきましたが、風邪やインフルエンザである場合には、毎回以下のような方法で、自宅で克服してきた経験から(またアドバイスしてきた経験から)その面では、自信をもってご紹介するものの一つであります。
前回お話しましたように、この疾病の発熱たる「症状」は、その症状自体が「病気」「異常」なのではなく、身体に起こった「異常」に対して、体が「反応」している、あるいは「治そうとしている」状態が現れたものである、という解説を一部しています。
そのように、「症状」に、「療法」のヒントがある場合があるということですし、「症状即療法」という言葉もあるように、煩わしく厄介なものでしかないと感じていた「症状」が、実は身体の為に自分自身を修復しようとするものだと。
そのような観点からみれば、この発熱も、実はウィルスを水と体温を利用して、呼気と全身から気化放散させるという目的が、自分の身体自身が持っていて、それを敢行していたという事実としてとらえると、体って凄い!という感想さえ出てくるでしょう。
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さて、その実際の対処でありますが、
悪寒がするという段階は、身体の熱が上昇してゆく過程で感じる症状です。
悪寒を無理に抑えると、体温が上昇しませんから、ウィルスが身体から気化しにくくなります。
では何故、悪寒が熱を上げる事ができる症状なのでしょうか?
悪寒は「寒く」感じるものですが、私たちも寒いときにぶるぶる震えますよね?どうして震えるのか?震える事が悪いのでなく、寒いから体に力をいれてふるわせることによって、体温を上昇させようというちゃんとした目的があるからです。
冬山で寝てしまうと死んでしまうから目を覚ませ!という話が映画でも実話でもある内容ですが、寝ると震えることもできず体温が下がって死んでしまうからです。
がたがた震えているうちに、細胞と細胞との摩擦によって(抽象的に言えば)熱を起こそうというのが、震えですからそれは必要な症状だといえます。
しかし、風邪で悪寒がする!というのは、部屋は寒くないのに、「寒さ」を感じてぶるぶる震えるという事ですから、あきらかに外気温が下がって起こる現象ではないのです。
つまり、自分の体温をもっと上げて、ウィルスを気化させるために震えがくる目的があるからなのですね。
そこで、風邪やインフルエンザによる発熱に対して、私はどのように対処してきたかを、この人体の生理の反応をもとにお話してみます。
悪寒がしたら、これは熱を上げる為に起こっているわけですから、熱を上げることを自分も手伝ってあげれば良いのです。
布団をかぶるなり、熱い飲み物を飲むなり厚着をしてもいいのですが、とにかく体を多く動かさず、安静にして熱くすることです。
そして、これは体験からくるアドバイスですが、厚着をして寒くないように布団に入ってもいいのですが、実は厚着をすればするほど暖かくはならないのであり、かえって薄着で熱ためた布団や厚めの布団(毛布)にくるまり入る方が、暖かくなります。(その理由はまた別項で)
そして、どんどん体を暖めてやる事をやってゆきます。
このときに、必ず水分が必要です。脱水状態では、ウィルスは気化しにくくなるからですし、水分に乗って大気中に放散させる以外に、出て行きようがありませんから、水分は必須なのです。
しかし、冷たい水はダメです。体を冷やします。冷たい水がいいときは、頭がのぼせていて悪寒が無い時、比較的落ち着いている時に少しだけならいいですが、体が冷えるくらいに飲んだらダメですね。基本は、頭がのぼせて大変なときにだけ、額を冷やす程度です。
悪寒があるときに頭を冷やすことはいけませんし、病人自身がそれをいやがるでしょう。
ですから、水分を暖かい湯(白湯)や、熱いお茶でどんどんとって、厚い布団にくるまって、安静です。
そして、体温がどんどん上がって、上がりきったら悪寒が止まります。この時点で、熱の上昇は止まっています。あとは、上がりきった体温で、体の水分を利用してインフルエンザウィルスを気化させる段階に入ります。
この段階では体は熱いし高温ですが、悪寒の時よりも比較的楽になります。寝てしまって(就寝)良いかどうかという質問をよく受けますが、どちらかというと、「就寝=睡眠』に入った方が、気ウィルスが細胞内液で増殖する勢いを、鎮めることができます。睡眠に入れない場合は、絶対安静を続けていればいいです。
1、絶対安静
2、暖かく
3、熱い水分
そして、この時に汗をかくので汗から「塩分」がどんどんでていきます。体がだるくなりますから、
4、塩分補給
をします。
この4つが柱です。
これで、どんどん体を熱くして(解熱剤を使用せず=最近の医師でも解熱剤を使わずに、熱をだして回復させる方法を指導するところも増えてきています)暖かい水分で、どんどん水分を体温から気化させて、ウィルスを放散させてゆくだけです。
そうしたら一旦、熱が下がって落ち着きます。
一般の風邪ならこの一回で、すんでしまう事が多いのですが、インフルエンザはそうはいきません。
一旦熱も下がり体も元に戻るようでありますが、また熱が上がってきて、、、という繰り返しが続く事が殆どであります。
このように、一直線的に熱が上がって、ウィルスを気化させるのではなくて、上がっては下がり、下がっては上がるという具合に、通常、蛇行的に気化作用が起こるのが、生理であり自然界のシステムのようになっています。これは、右肩上がりで熱が上がって、ウィルスの勢いが全部出てしまうまで、熱が下がらない!なんてことになると、体が持たないからです!
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そこはとてもうまい具合になっていると思います。蛇行しながら、身体の体力の回復をすこしだけ待って、また熱が上がるようになっているのです。
ですから、風邪をインフルエンザは似ていても違います。インフルエンザに対して私たちの体は、蛇行的に、体の最低限の体力を待ちながら、熱を上げて、ウィルスを気化させようとしていますから、何もしらないと、
「さきほど治ったのに、また熱がぶり返した!」
というような誤解が生じるかもしれませんが、実際は、それは体が体を守りながらウィルスに対応してようしている自然な反応なのでありますね。
そして、汗をかいたら着替えをしっかりとします。(汗をかく事が目的でなく、体温を上げる事が目的で、それが発汗につながるということです。)
しかし、脱水をしますから、絶対にこまめに水分を補給します。塩分もです。塩分は「塩」をそのままなめたら嘔吐がしますから、塩分が入ったものを食べられるもので食べるとか、理想は梅干などです。少し食べられるくらいにまで落ち着いた場合は、少しだけ食べます。そして、また1からです。また繰り返しですね。果物が欲しくなる人は果物を食べて、おかゆの人はおかゆと。
基本は、暖かい水分をどんどんととる事と、塩分は取れるように取って、しかし糖分を控えたら一番いいのですが、まあ多少は影響ないでしょう。その人が少しだけ元気になって落ち着いてきたときに、欲しくなる物をすこしだけ食べることが、その人の体にあった体力の回復になるのでですね。
症状というのは、身体が回復しようとして出てきている反応である場合もあるので、その症状を観察して参考にながら、それをもっと助長させてやれば、それが対応として正解になる場合があるのですね。今回の内容がそのいい例です。