<意外!>食事は良く噛まないと消化に悪い?咀嚼にまつわる迷信を一刀両断!

咀嚼

食事は良く噛まないと消化に悪い?咀嚼にまつわる迷信を一刀両断!

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小さい頃から母親によく、「ちゃんと噛んでたべないと消化に悪いわよ!」と聴いてきました。
最近では、良く噛まないと太る!という情報まである位です。

食事をよく噛んで食べる必要があるのでしょうか?
消化に悪いのでしょうか?

昔は、胃袋自体が咀嚼の役割をしていると考えられていた時代があったそうです。
しかし、ある医学者が、人体実験で生きたままの被験者に局部麻酔をかけて、胃袋の中に食事をひもで吊るしたものを入れて、消化の様子をそのままリアルタイムで観察した人がいました。今考えると恐ろしい実験です。。。
そこで消化液なるもので、溶かされて消化が起こることを初めて発見したというのですね。

しかし、この胃袋がうごめいて、食事を咀嚼をするという迷信は、実はいまでも信じられているところがあるようです。そうでないと知っていたとしても、口で良く噛んで食べないと消化に悪いというのですが、実際、胃の仕事は消化(溶かされて)であるわけです。それは消化液によって達成されるのですね。つまり溶かされてゆくものですね。

ですから、咀嚼は、少し乱暴にいうと、消化には殆ど影響が少ないわけです。つまり噛み分けるという条件は、消化というものに対して与える影響は少ないといことになります。

では咀嚼は不必要なのかといいますと、そうではありません。食材を細かく噛み分けて、食材の断面を増やして消化液による溶かしを早める作用や、食道をスムースに通すためのものであることは容易に想像はできますが、本命は、噛み分けることにあるのではありません。

咀嚼が少なくて、消化が悪くなることがあるとすれば、身体に影響がある事があるとすれば、それは、咀嚼による「唾液」の分泌にあるということです。

咀嚼の動きによって、唾液が口内に分泌されそれが、胃袋に食物とともに入ってゆくことが重要であったわけです。唾液が少なければ、消化に影響を起こしますし、この唾液の中には口内衛生にも大きな役割を持っていることをあわせて考えれば、「良く噛んで食べないといけません!」というお母さんのいいつけは、別な観点で正しかったということになります。ですから、良く咀嚼したとしても、唾液の分泌の悪い人は、殆ど咀嚼効果が、咀嚼の本来の目的が達成されていないということも理解できます。

唾液をよく分泌するために必要な要素は、水と塩です。

水分を取らないひとに多いです。糖分を含まない水分をよく取ることをオススメします。一日に1リットル以上分泌されるべき唾液ですから、その大元がなくてはなりません。さらさらとした唾液が潤滑に分泌されるようになってこそ、健康体となることができますからね。肺炎が多いのも、この唾液の少ない事が原因の1つにもなっているのです。断塩や減塩をしすぎないことも大切です。

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